
先日、香港ディズニーランドを5年ぶりに訪れてようやく!新しいお城「Castel of Magical Dream」で行われている夜のショー「Momentous」を見ることができました!
事前に曲を聞くだけの情報は入れていたのですが、想像をはるかに超えてくるほどの勢いで自分にぶっ刺さってきたので、感想を書き留めておこうと思います。
以下ショー本編の内容を含みます。
初見時の簡単な感想
まずは簡潔に見終わった直後の感想を。
とにかく想像以上に良かった。曲を聴いていたのでショーの構成や使われる曲はわかっていましたが、投映される映像やパイロ、そして噴水とウォータースクリーンなどの演出面がしっかりマッチしていて常に飽きが来ずにひたすら圧倒されていました。
基本的にメインとして展開される映像がお城の上部に投影されるのも印象的で、自分は視界がかなりクリアな位置から鑑賞しましたが、お城の上部しか見えない位置でも置いてけぼりにならないので良いなと思いました。
ショーの中で伝えたいメッセージもショーの構成としっかりかみ合っていて自然に入ってくるので、より深く自分の中に突き刺さってきました。終盤には冗談抜きで涙が止まらなくなるくらい良かったです。結構本気で目を乾かそうと必死に目を開いていたぐらい
正直言って「こういうのをReach for the Starsで見たかった!」と悔しいけど思ってしまいました。東京の利点マーベルパートの有無ぐらいなんじゃ…?
個人的にひとつの作品の曲だけで構成されるシーンよりもひとつの作品の曲をバックにいろいろな作品のシーンを映し出してるタイプのプロジェクションショーの方が好きなので、その面でも東京よりも良かったです!
ここが良かった!Momentous!
ここからはもう少し細かく良かった点を書いていきます。今回はべた褒めです。
テーマソングが良すぎる
最初に挙げて良いのか…?とも思いますが、本当にテーマソングの「Love the Memory」が良すぎる。これにつきる。
誰でも絶対に持っている「思い出」という部分にフォーカスして、「”恋に落ちた瞬間”や”最初の一歩を踏み出した瞬間”の思い出を愛し、今この一瞬を生きていこう」とかなりメッセージが直球かつわかりやすく共感しやすい。それでいて説教臭くなりすぎない絶妙な塩梅で、しっかりフレーズが耳に残りやすいテーマソングになっているのはすごい。
これ、曲だけ聞いててもめちゃめちゃいい曲なのにキャッスルプロジェクションと花火、噴水の演出といったショー部分でさらにバフがかかるのはもはやずるいと思えるレベル。
思えば香港ディズニーランドは10周年でもあの「Happily Ever After」を輩出していたりとテーマソングにはかなり恵まれているのかもしれない。HEAは完全にWDWのものになりつつあるけど。
シーン構成がしっかりまとまっていて良い
ショー全体の構成がかなりしっかりまとまっていて、かつ変なことを使用とせずにまさに王道で、悪く言えば次の展開が読めてしまうようなシーン構成です。
しかし、テーマがかなり普遍的で誰にでも当てはまるようなものなので、逆にシーン構成が単純なのがぴったりはまっていると思いました。流れで見ても生まれてから様々な経験をして、恋をして、何かに挑戦をして、人生の終わりに向かう。ともとらえられて、子供から大人まで誰でも思い出の中にあるシーンとリンクするようにディズニー映画のシーンが映し出されるのでとてもノリやすいです。
使われる楽曲もシーンに合わせて無理なくいろいろなジャンルの曲が聞けるのも良かった!やっぱりヴィランズパートは映える!
説教が上手い
ここもどうしてもReach for the Starsと比較してしまう部分。
Reachの方でも少しMomentousに触れていますが、実際に見てみると正直甘く見ていたなと思ってしまうほどに説教が上手いんです。このショー。
他のキャッスルプロジェクションショーはセリフによって直接的に説教を投げかけてきますが、Momentousは説教部分にセリフはなく、全て歌の力で殴り掛かってきます。
これによって内容はかなり説教的な説教(?)なのに説教臭く感じずにすっと入ってきます。テーマソングがそもそも良くて、その説教を補足するかのようにショーの内容があるため、効果は絶大だと思いました。フィナーレのつなぎを「Remember Me」にして「亡くなってしまった人たちとの思い出」を提示してからのメインテーマはずるい。ずるすぎる。
本当に本当に本当に!!!!Reach For the Starsには期待していたのに!!!!!

他の説教系プロジェクションと何が違うのか
ここから先は完全に持論です。
便宜上説教系とまとめさせていただきますが、主にHappily Ever AfterやDisney Enchantmentといったマジックキングダムで公演されているショーとの比較(一部Reach for the Starsも流れ弾を食らっているかも)です。
ここでいう説教とは、Happily Ever Afterでは「Reach out find your Happily Ever After」であり、Encahntmentでいう「You are the Magic」ついでにReach for the Starsでいうところの「心を開いて夢をはばたかせよう。きっと輝く未来を手にできる」に関する部分です。Momentousでは「Live the Moment and Love the Memories」ですね。
これ、方向性がMomentousとそれ以外で違うように思えるんですよね。
前者三つのショーは、ショーの中でお手本としてディズニー作品のキャラクター達の行動を提示しているのに対して、Momentousはゲストの経験と重ねるようにシーンを使っているなーと感じました。
東京のパークはともかく、WDWは場所柄「何かを成し遂げた人がやってくるエンディング的ポジション」なので、Happily Ever Afterのテーマが刺さる人が多いと思うんです。Enchantmentも同じで、メッセージによって「あなたは無限の可能性を秘めているからなんでもできるしなんにでもなれるんだよ」といったメッセージが上手く機能してると思います。なぜ東京でも同じ傾向を…?
こちらはかなり積極性を求められるわけです。良くも悪くもアメリカ的ともいえると思います。個人的にはMKのこの二つのプロジェクションショーはすごく良いショーだし大好きなショーではある(Enchantmentは生で見れていないけれど)のですが、どうしても自分事だと思えずノリきれない部分も感じていて、「良いショーではあるけど一番ではないかな」という個人的評価に落ち着いていたりします。Hppily Ever Afterの初鑑賞時がどう考えてもHappily Ever Afterにはつながらないだろみたいな状況だったせいなのがかなり大きいのですが…(苦笑)
その点では同じWDW内で公演されているLuminousは人類愛的なメッセージだったので結構刺さってたりします。閑話休題。
積極性を求められるUSパークのプロジェクションに対して、Momentousはかなり受動的です。メインテーマから何から最初から最後までずーっと自分に寄り添ってくれているようなメッセージ性です。様々なシーンが展開されますが、そのすべてで「人生ってこういうことあるよね」と語りかけられているような気分になりました。
それを踏まえて「挑戦」というテーマのヴィランズパートを見ると、必ずしもヒーロー側に向けられたシーンではなく、何かヴィラン的な立ち位置になってしまったことがある人に向けられた「思い出」のシーンのようにも思えてきます。恐ろしいですね。

さらにディズニーパークには必ずしも楽しい気持ちだけを持って訪れた人ばかりではないでしょう。大切な人を失ってしまい、その失った部分を埋めるために訪れる人もいると思います。そういった人に向けて「Remenber Me」とフィナーレでの「愛する人々と作った思い出を胸に、生き続けよう」と歌にのせて畳みかけてくるのです。
このショーの特にすごい部分は、ここまで今までの「思い出」を大切にしようと寄り添いながらメッセージを伝えているこの瞬間も「香港ディズニーランドでショーを見た」というMomentousになることだと思います。
この寄り添うような優しいメッセージはUSパークではなかなか難しいと思うので、アジア圏の文化がなせるものなのかもしれませんが、個人的にはめちゃめちゃぶっ刺さってきたので、ぜひ東京でも取り入れてほしいですね!!!
総括
なんだか最後の方がかなり思想が強い内容になってしまったような気がします(苦笑)
が、総括すると「香港ディズニーランドに行ったら絶対に見ろ!!」という感想です。このために香港にまた行ってもいいかもしれないと思うくらい好きなショーになりました。EPCOTのLuminousも同じくらい好きなのでWDWにも行きたいですが、日本からだと圧倒的に香港の方が行きやすいので、たぶんまた近いうちに香港に飛んでいると思います。
とにかく素晴らしいショーでした。本当に香港はレギュラーのエンターテイメントにはずれがないので、おそらく近いうちに新しくなるであろうデイパレードも楽しみです。

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