
May the 4thにカリフォルニアのDisneyland Parkで開催された有料チケットイベント「Disneyland Afterdark Star Wars Nite」に参加してきました。
特別営業に参加するのは初めてでしたが、事前情報がないとかなり厳しいと思ったので、自分の体験を交えながらイベントについて記録しておきたいと思います。
もはや毎年の恒例イベントになりつつあるイベントなので、来年以降もおそらく大きく運用は変わらない…はず。
どんなイベント?

Star Wars NiteはDisneyland Resortで定期的に開催されている夜間の特別イベント、Disneyland Afterdarkのスターウォーズテーマイベントです。
Star Wars Nite以外には、各年代をテーマにした○○’s Niteやプライド月間に開催されるPride Nite、バレンタインデーがテーマのSweet Heart Niteなどがあります。
開催日はパークの通常運営が20:00でクローズし、イベントのプログラムは21:00からスタートします。
有料の参加チケット購入者は18:00から入園でき、イベントの終了時刻25:00までパークに滞在することができます。当日に通常のチケットやマジックキーで入園していた場合は、一度退園する必要はなく、16:00からギャラクシーズエッジの入り口でチェックインをすることで、パークから退園することなくイベント開催時間までパークに滞在することができます。

イベントでは、通常営業時にも開催されているプロジェクションマッピングプログラムに加え、レイとともにレジスタンスとして蜂起する「A Gathering of the Resistance With Ray」やライトセイバーのトレーニングに参加できる「Lightsaber Instructional」、タトゥイーンのモスアイズリーカンティーナでお馴染みのカンティーナ・バンドを見ることができる「Figrin D’an and the Modal Nodes」といったイベント限定のエンターテイメントが公演されます。
キャラクターグリーティングもディンジャリンとグローグー、カイロレン、ファーストオーダーストームトルーパーといった普段会えるキャラクターから、帝国時代のボバ・フェット、ヘラ・シンドゥーラ、帝国のストームトルーパーなどの期間限定で以前登場していたキャラクターに加え、アナキン、パドメ、パルパティーン皇帝といった特別なイベントでしか登場していないキャラクターを目撃することができます。
また、かなり多くのレストランでイベント限定のフードが提供されます。オガのカンティーナではアルコール入りのブルーミルクが提供され、イベント開催中は店内飲食用だけでなく、テイクアウト用の販売も行います。
2025年のチケット価格は$169~$189で、1月30日に販売が開始されていました。例年販売開始後すぐに売り切れる日が続出していましたが、2025年は4月8日から5月6日の8日間イベントが開催されました。毎年開催日数が増えているからか、販売開始後1週間ほどでスターウォーズの日の5月4日のチケットが完売した以外は完売する日はありませんでした。
開催されていたエンターテイメントプログラム
ここからは実際に開催されていたプログラムについて、参加できたものは参加して感じたことを含めて記録していきます。とにかくできることの選択肢が多いので、事前にある程度情報を入れて計画を立ててイベントに臨むことをお勧めします。
Shadows of Memory : A Skywalker Saga

公演場所 | 公演時間 |
Star Wars : Galaxy’s Edge Millenium Falcon前 | 21:00,24:30 |
Season of the Force 2025のイベント時から始まったプロジェクションマッピングショー。Star Wars Nite限定どころか、Season of the Force限定ですらなく通常時も公演されているので、特別営業のタイミングで見るよりは通常時に見たほうが良いと思います。
ただ、後述する「A Gathering of the Resistance With Ray」を鑑賞する場合は、公演場所が同じエリアで、かつ連続して行われるタイミングがあるため、その時に一緒に見てしまうのはありかも。
内容は、タイトルの通りスカイウォーカーサーガの物語を影絵やトラディッショナルな映像で表現されたプロジェクションマッピングショーです。ミレニアムファルコンの後ろにそびえる山が見えればどこからでも見れますが、通常時でも意外とあの広場に入れなくなるくらいの人になるのでショースタートの少なくとも30分前には広場にいたほうが良いかも
A Gathering of the Resistance With Ray
公演場所 | 公演時間 |
Star Wars : Galaxy’s Edge Millenium Falcon前 | 21:15,22:20,23:25 |
よくSNS等で見かけるギャラクシーズエッジに集まった人たちがライトセーバーを掲げているやつはこれ。
レイやレジスタンスの仲間と集まり、ファーストオーダーへに対抗するために蜂起する!という内容のようです。時間がなくて見ることができませんでしたが、イベント開始前から広場で待っているゲストがかなり多いプログラムのようです。
初回公演は「Shadows of Memory : A Skywalker Saga」と続けて鑑賞できます。
Figrin D’an and the Modal Nodes

公演場所 | 公演時間 |
Rivers of America | 21:30,22:30,23:30,24:30 |
皆さんお馴染みタトゥイーンのカンティーナ・バンドのミニパレードです。映画の中で演奏していた”あの曲”でいかだに乗った彼らがパレードします。本当にびっくりするくらい一瞬で通過するので、必ず公演時間前には着いていましょう。2~3分遅れただけでも見られない可能性が高いです。
鑑賞エリアが広く、そこそこ公演回数もあるからか待っている人は少なめ。5分前くらいにいれば河沿いの最前列でみられると思います。
これはStar Wars Niteならではのプログラムで、鑑賞難易度もかなり低いのでおすすめ。
Lightsaber Instructional
公演場所 | 公演時間 |
Fantasyland Theatre | 21:45,22:45,23:45 |
大人も参加可能なライトセーバートレーニングです。以前やっていたキッズ向けのジェダイトレーニングアカデミーとは違い、ダースベイダーやカイロレン、ダースモールといったヴィランの登場はありません。
持っている人は自前のライトセーバーを、持っていなくてもレンタルのライトセーバーで参加できるようです。こちらも参加をしていないため、詳細はわかりません。そもそも公演場所がこれだけ少し他のプログラム公演場所から離れているのもあって参加の精神的難易度は高め。
Fans of the Force Costume Cavalcade
公演場所 | 公演時間 |
MainStreet USA | 22:00,23:30 |
スター・ウォーズのコスチュームを着たゲストが参加できるミニパレード。アストロメクドロイドをテーマにした衣装のミッキーとミニーを先頭にゲストがパレードし、最後に眠れる森の美女の城の前で集結します。
完全にノーマークでしたが、5月4日のスターウォーズデー限定で、スペシャルゲストとして「キャシアン・アンドー」役の「Diego Luna」がまさかのサプライズ登場していました…
Fond Farewell

公演場所 | 公演時間 |
MainStreet USA | 24:30-25:00 |
ディズニーランド鉄道のメインストリートステーション前の階段でアストロメクドロイドをテーマにした衣装のミッキーとミニーがゲストのお見送りをしてくれます。
登場している30分間は、ゲストに手を振ったり、コスチュームのゲストがいたらそのキャラクターにちなんだ行動をしたり、近くにいる二人のキャストを交えてほぼスターウォーズ漫才のような寸劇をしていたりと結構自由。
階段上にいるので、どこからでも見られますが、イベント終了の25:00になると帰ってしまうので、他で予定を詰めすぎないようにご注意を。
キャラクターグリーティング
おそらくこのイベントに参加する大多数の行動メインになるであろう要素。
登場するキャラクター数も多く、待ち時間もそれぞれ結構かかるのでどこで誰に会えるのかをしっかり把握してからイベントに臨むことをお勧めします。
基本的にはEP7~9、ドラマシリーズのキャラクターはギャラクシーズエッジで、それ以外のキャラクターがパークの様々な場所に登場していました。(一部例外あり)
トゥモローランドのグリーティング
トゥモローランドは登場キャラクター数が一番多く、実際に会えるキャラクターの他、バルコニーに現れるキャラクターもいます。
Star Wars Launch Bay
スターウォーズローンチベイは入り口の時点でライトサイドとダークサイドに列が分かれています。入り口のアーチを超えて建物に入る直前にいるキャストにどちらのグリーティングに参加するのかを聞かれますので、並びたい方を伝えましょう。
ライトサイド

ライトサイドは配布されているガイドには「Friends of Rebellion」とだけ記載されていて、キャラクター名は記載がありません。また、アプリ上にも記載されていませんでした。
ここでは、反乱軍時代のルーク・スカイウォーカー、もしくはレイア姫とハン・ソロのペアどちらかとグリーティングできます。2回並びましたが、ルークには会えず二回ともハン・ソロとレイア姫のペアでした。待ち時間は建物内部のライトサイドキューだけを使用していた場合30分程度。外まで並んでいた場合は40分待ちぐらいでした。なお、フォトパスカメラマンが部屋にいるので、手持ち以外にパークのカメラでも撮影してもらえます。
ダークサイド
ダークサイドではダース・ベイダーとグリーティングができます。ダークサイドでのダース・ベイダーのグリーティングは通常営業時間の日中にも行われているので、わざわざイベントのタイミングで行く必要はないかも?ただし、この時間帯はスターウォーズ関連の仮装がOKのため、それ目的で行くなら。
ローンチベイ内
スターウォーズ・ローンチベイ内では今ではかなりレアな帝国のストームトルーパーが徘徊していました。現在登場しているストームトルーパーはほぼファーストオーダーのトルーパーのため、かなり貴重な機会です。こちらは列などはなくフリーで徘徊していました。

ローンチベイ内の酒場のエリアでは、こちらも現在はかなりレアな帝国時代のボバ・フェットとグリーティングができます。ボバ・フェット自体はドラマの大名スタイルでギャラクシーズエッジに登場していますが、帝国の時代のボバはかなりレア。ちなみにストームトルーパーと違い、こちらは列を作ってのグリーティングで、アプリにも記載がありました。

この二つのグリーティングに関しては、ライトサイド・ダークサイドのどちらかの列に並ばないとローンチベイ内に入れない関係で、ある程度の待ち時間が発生するので注意が必要です。ボバ、トルーパーとだけグリーティングがしたい場合は、どちらかの列に並んでローンチベイ内に入った後にグリーティングの列を抜けましょう。
Star Wars Launch Bay Balcony

スターウォーズ・ローンチベイのバルコニーには、時間別でキャラクターが登場します。こちらは下から見るだけで直接グリーティングはできません。登場するキャラクターは、パルパティーン皇帝、ロイヤルガード、ダース・モールです。
登場する時間はアプリに記載があります。また、パルパティーンのお供として登場するロイヤルガードはいない場合もありました。
Near Star Tours
おそらくスターツアーズのキューとして使用されることもある?スターツアーズの建物内では反乱者たち、アソーカに登場したサビーヌ・レン、ヘラ・シンドゥーラ、チョッパーがグリーティングをしていました。
こちらは複数キャラクターのこともあれば、単体のこともあるようです。一応出口から現在出ているキャラクターを目視で確認することはできますが、並んでいる間に切り替わることもあるかも。
Galactic Gril Stage
ギャラクティックグリル前のステージでは、アストロメクドロイドたちが登場していました。列などはなく自分から近づいて写真を撮るスタイル。登場ドロイドは、R2-D2、BB-8、R5です。
ファンタジーランドのグリーティング

ファンタジーランドは全域ではなく、普段はプリンセスのグリーティングや、寸劇ショーをやっている「Royal Theatre」と、その周辺のみで行われています。
シアター内では、ステージの上にパドメ・アミダラが座っていて、普段は客席として使われている、椅子の周りがキューになっていて、ステージ前まで行ったら各々写真を撮るというスタイル。歩きながら写真を撮るタイプではなく、止まって撮影もでき、少し距離はありますがパドメと会話もできます。シアターから少し列が出ているくらいの時に並びましたが、回転がかなり速く、15分もかからず写真が撮れました。
シアターの周辺ではアナキン・スカイウォーカーがジェダイとしてパドメを見守っています。要するにフリーグリーティングです。東京ディズニーリゾートにおける一般的なフリーグリーティングのようにゲストがアナキンを半円形に囲み、アナキンに選ばれた人がグリーティングをできる形式でした。アナキンに呼ばれた後少し会話をして、そのあと写真という流れが多く、結構しっかり時間を取ってくれている印象でした。ちなみに、アナキンは現地でもらえるガイドには名前の記載がありましたが、アプリ上は記載がありませんでした。

アドベンチャーランドのグリーティング
アドベンチャーランドでは、ジャングルクルーズの前でジャワ族がグリーティングをしていたようです。こちらはガイド、アプリ共に記載あり。
バイユーカントリーのグリーティング

バイユーカントリーの奥の方、「The Many Adventure of Winnie the Pooh」の出口辺り、日中プーさんたちがグリーティングをしている場所の近くでは、イウォークがグリーティングをしていました。少し見た目が違うイウォークが何匹かいて、途中で交代していました。アプリ、ガイド共に記載あり。キャスト曰く用意されているキュー(バミりがされている)が全て埋まっていて40分待ちぐらいとのこと。実際並んだときはキューのほとんどを使用している状態で30分待ちぐらいだったので結構正確かも。こちらはフォトパスカメラマンがいます。
ギャラクシーズエッジのグリーティング
ギャラクシーズエッジは基本的に通常運営時と同じく列は作っておらず、徘徊しているキャラクターとグリーティングをする形式だったようです。アソーカ・タノ、カイロ・レン、ディン・ジャリンとグローグーに加え、最近は登場していなかったフェネック・シャンドが登場。また、ランドクルーザーが置かれている辺りにC-3POも登場していたようです。時間に余裕が全くなく、ギャラクシーズエッジには一歩も足を踏み入れることができなかったのでこの辺りの混雑など含め現地の状況は未確認。
その他のイベント限定情報(フード、グッズ等)
イベント限定のグッズ、フードも登場していましたが、特にフードの種類がめちゃめちゃ多かったです。
パーク内のほとんどのレストランが特別営業時間帯も運営しており、ほぼすべてのレストランで限定メニューが提供されていました。スターウォーズローンチベイにいたキャスト曰く、「このイベントで一番難易度が高いのはフードを楽しむこと」とのことでした。これは種類が多いという意味だけではなく、限られた時間の中でいかにフードに時間を割くかが難しいからだと思います。
モバイルオーダーの対象店舗は、イベント開始前の通常運営時間帯からオーダー予約を入れることができるため、早めに予約をしておけば食糧難民になることはなさそうです。が、逆に言うとイベント開始後になるとモバイルオーダーの予約可能時間がほぼ無くなっている状態になるので、こちらも計画的に活用しましょう。
ちなみに、カントリーベア・バーベキュージャンボリーとミントジュレップバーのモバイルオーダーをイベント時間中に利用しましたが、バーベキュージャンボリーはピックアップにほとんど時間がかからなかったのに対し、ミントジュレップバーはピックアップ街に列ができており、ピックアップ可能時間になってから実際に受け取れるまで10分以上かかりました。難しいことですが、時間には余裕を持って行動しましょう…


イベント限定グッズは、トゥモローランドのスターケードとギャラクシーズエッジのミレニアムファルコン近くのバックステージに臨時で設置されているショップで購入できます。イベント開始前の時間からクレデンシャルとリストバンドを提示することでショップに入店できます。イベント開始後の遅い時間に行くと一部商品が欠品している場合があるので、できるだけ早めに覗きに行くことをお勧めします。

雑感
今回こういった有料のチケットイベントに初めて参加をしましたが、思ったよりはやりたいことをこなせたかな?という印象でした。パークの地形が完璧に頭に入っている上で事前に情報をしっかり入れ、モバイルオーダーを確保し、体験したいプログラムの時間をしっかりスケジューリングしてようやくこの感想なので、事前準備何もなし事前情報ゼロで臨んだら何もできないという感想にもうなずけると思いました。
ただ、パークがスターウォーズの仮装をしている人であふれ、メインストリートやマッターホルンにプロジェクションマッピングが投影されているいつもとは違う空気感は今までに経験したことのないとても楽しい体験でした。これだけでも一度は参加する価値はあるかもしれない。
また、今回は全く時間がありませんでしたが、イベント限定のフォトロケーションも大量にありました。各フォトロケーションにはカメラマンがいて撮影をしてくれます。イベントチケットにフォトパスのダウンロード権が含まれているので、そこを中心に回っていくのも良いのかも。

スターウォーズがアメリカの文化に根付いているのもあって、そこまでガチな空気感が漂っているわけではなく、「あんまりスターウォーズわかんないけどお祭りだから来た」っぽい現地の方も結構見受けられたので、意外にもその辺りにハードルはあまりなさそうでした。
個人的結論は、やり残しもあってまた参加したいくらい良かった!ですが、お祭り感は誰でも楽しめるものの、しっかり楽しめる人はかなり少なそうなので、正直勧められる人は自分の周りにはほとんどいないなあ…という感想でした。
ただ、今から来年に備えてスターウォーズシリーズを見始めれば余裕で間に合うと思いますので、GWにアナハイムに行こうと思っている人はぜひしっかりと作品を見た上で参加してみてください。絶対に日本では味わえないパーク体験ができると思います。

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