東京ディズニーランドのショーベースで2026年9月30日からスタートした新しいショー「The D-Groovationz4 Live: Happy! Funky! Groovy! Tour」を初日に鑑賞してきました。
今までの東京ディズニーリゾートにはありそうでなかったタイプのショーで、感想を書かねば!と思わされたので感想を記録しておきます。当然ながらショーの内容に触れるので、ネタバレありです。
鑑賞後の簡潔な感想

・「ミッキー&フレンズでこれやりたいよね」が先行してあったんじゃないかと思うくらいミキフレでめちゃめちゃいろんなことをやっている
・登場キャラクターが少ないことを懸念していたけど、シンガーが4人いるのもあって、ステージ上が寂しく感じられるシーンはほとんどなかった
・「ライブ」というショーの設定を多方面から活用しようとしているのは好印象な部分とそうでない部分があった
・やはり生歌は良い。アドリブが活かしやすそうな”間”が随所に見られたのも今後の楽しみとしてよかった
良かったと感じたポイント

今の舞浜不足していた部分を補っている
一昔前まではミニー・オー・ミニーやビッグ・バンド・ビートをはじめ、ダイヤモンドシスターズなどでも使われていた「生歌」の要素は近年のエンターテイメントプログラムからは姿を消していました。
ついに復活した生歌のアクターが出演しているショーというだけである程度の価値はありますが、一つのショーで4人というぜいたくな使い方をしているおかげで、アドリブをいれる幅や、演技の幅が生まれているのがとても良いと思いました。
正直まだまだ粗削りな部分は見受けられましたが、今後結構な期間公演すると思うので、今後がとても楽しみです。
ミッキー&フレンズの扱い方

今回のショーはあくまでも「The D-Groovationz4」というグループのライブで、ミッキーたちはゲスト出演という立ち位置です。この「目玉出演者ではあるけど主役ではない」というポジションが個人的にはとても良く思えました。
ライブに出演しているという設定から、東京ディズニーリゾートらしいオタクに媚びたカッコよさ全開のミッキーたちも「こういうのが好きなんだろ?」感を隠していなくて潔く思えます。やるならこれくらい露骨にやってくれた方が冷笑せずに見られるんだなあ。
それと、個人的にMagic KingdomのMickey’s Magical Friendship Faireなどのミッキーたちがディズニー作品のキャラクターたちと交流をしていく系のショーを大変好んでいるので、それを見られたのも良かったです。ベイマックスパートはキングダムハーツ3を感じました。

自分の感じたマイナスポイント
個人的にかなり高評価なショーなので、そこまでマイナスなポイントはないのが本音なのですが、そんな中でも一点だけ本当に許容できないというか、「これ、本当に現場見て考えた演出なの…?」と思った演出がありました。
その演出はショーの終盤近く、「タオルを回そう!」という演出です。
単にショーと客席を一体化させて楽しむための演出としては良い演出だと思います。必ずしもやらないといけないわけでもないので、「持っていないから楽しめなかった」ということでもないですし。
ただ、このショーを公演しているショーベースはとにかく客席の間隔が狭いです。ウォーターフロントパークのダンス・ザ・グローブの参加ダンスの時も思いましたが、その動きをさせるには幅がなさすぎでは…?本当に現場を見てできると判断したのか?と疑問に思ってしまうほどです。
実際、今回のショー中にタオルを回す場面で、後ろの席のゲストが回しているタオルの風圧がずっと頭に当たっていて、タオルそのものが当たってしまわないかかなり不安に感じていました。長いタオル回したら絶対当たるぞ…
タオルを使わずに手だけを使って参加させる方式の方がよかったのでは?と思わざるを得なかった部分だけが個人的マイナスポイントでした。全体的には超好きなショーです。
雑感
久しぶりの新規ステージショーで、久しぶりの生歌パフォーマンスありショーなこともあって、個人的には大満足なショーでした。ショーの設定も「ライブ」なのでストーリーがあってないようなものな部分も何も考えなくても見れるショーとしてよかったと思います。あんまりメッセージ性マシマシの思想強めなショーばかりあっても仕方ないですからね。
そう考えるとクラブマウスビートの正当進化のように思えてきます。あちらは過去ショーパレードや、海外ショーの楽曲を使用している部分でオタクに媚びていると思っているので、そういう意味では方向性は違うとしても何かしら心を掴もうとはしている気がします。今回もジュビレーション!で使われていた「Your Heart Will Lead You Home」が使われていましたが、あれはあくまでもティガームービーの曲ですからね。

選曲の部分で言うと、かなり奇をてらっているというかディズニーパークで使われていた曲を思い返してみるとかなり冒険している選曲のように感じました。先述したティガームービーの曲もジュビレーション!以外であまり使われていた記憶がありませんし、シュガーラッシュはパーク内では初めて聞いたと思います。モアナ2のGet Lostに関しては脈略も文脈ものっていなかったので、本当に全くわからず「なんか聞いたことある気がするけど何の曲だったっけ?」と鑑賞中に思っていました。それでいて最近定番になっているImmortalsやド定番のスモールワールド(大胆アレンジバージョン)なども組み込まれていたので、トータルバランスは良かったのか?と思わされています。
東京ディズニーリゾートのエンターテイメントは、確かに一時期かなり落ち目にあったと思います。これは時期的なもので仕方がなかったことだと思っていますが、その時期を脱して徐々に新しいフェイズに入っていっているように感じられるショーだと思いました。ハンガーステージの路線だとちょっと心配だったけど来年にはブロードウェイ・ミュージック・シアターの新作「Bring the Rhyrhm!」がありますし、例年通りであれば2028年には新しいデイパレードもあります。イベントのパレードも規模の大きめなものが戻ってきているので、ハーバーショーもそのうちしっかりしたものが見られると良いなと思っています。それに加えてDisney Imaginationもありますからね。今後も楽しみにしっかりウォッチしていきたいと思います。


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